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>>Text>>SHATNER TRIBUNE1996_May 佐々木蔵之介の「新・格闘王伝説2」


「宿命のA.フグ戦!! 3度目のK-1に燃えた!」
 
はじめまして、読者諸君。俺の名は佐々木蔵之介だ。日頃はリングで格闘に明け暮れる俺だが、皆も知っているとおり、惑星ピスタチオという劇団で演劇にも携わっている。その線で創刊号から連載を担当することになったぞ。
  文章を書くのは本業ではないが、リング同様手を抜くつもりはない。以後よろしくお付き合いの程を頼む。
  さて、今回は、先日行われたK-1GP'96「対アンディ・フグ戦」について話そう。
  あれは、久しぶりに魂が震える誇らしい試合だった。
  あのカード、俺は、精神力だけでリングに上がった。トーナメント1回戦でP・スミスと3R。2回戦ではアーツと延長4R。7Rを闘ってきた俺に蓄積しているダメージは半端ではない。左前腕はゴムマリの様に腫れ上がっていた。
  しかし、アンディとて条件は同じだ。痛みと疲労に耐え、どちらが先に相手を潰すチャンスを掴むのか。スピリットが勝敗を決するのだ。俺は絶対にギブアップをしないと誓っていた。

だが、奴のスタミナと空手魂には俺もほとほとあきれたよ。何度殴っても、何度倒しても奴は立ち上がりファイティングポーズをとってくる。3Rで俺が放ったジャイアント・ホイール・キックなんか、奴の右こめかみにまともにヒットしたんだぞ。あれで立ち上がられては、俺に打つ手はない。
奴の2度目のカカト落としをくらった後、俺は次の回し蹴りをかわすことは出来なかった。
  まぁ、優勝した男に倒されたんだ。悔いはない。またうんとトレーニングをして、次は俺がNo.1になるさ。
  ちなみに俺は試合後、奴と約束をした。俺の今度の7月公演が終わったら、ミナミの「づぼらや」にてっちりを食いに行く。しゃれの分かる男だ。だが、飲み比べでは負けんぞ、フグ!

 
次号、墓場から甦ったアンドレがどこまでも俺を・・・!



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